回想法とは
回想することで、人生を振り返り、整理する方法です。1960年代、アメリカの精神科医バトラーが、「回想することは現実からの逃避ではなく自然な心の動きである」と提唱したところから始まりました。 近年、世界各国で回想法を使ったセラピーやワークが盛んに行われています。昔の話をして盛り上がった事がある方も多いでしょう。シニア世代の方はもちろん、人生を振り返ってみたいミドル世代の方にもお勧めできるアプローチの一つです。
回想法で期待できること
日本では、回想法というと、認知症予防といったイメージが強いかと思いますが、そればかりではなく、下記のような効用も期待できると言われています。
1.人生のとらえ直し
ー 思い出に新しい風を
2.自分らしさの発見
ー 自分の物語がある
3.なつかしさ
ー 温かな気持ち・楽しい気持ち・
ホロリとした気持ち
4.人とのつながりの再確認
ー 人々との出会いや別れ、絆
5.世代間交流
ー 大切にしてきたことを伝える
6.自分を慈しむ
ー 自分の思い出を大切に扱う
回想法の体験者によって綴られた詩
記憶の森をたどる
それは
記憶をたどる 気づきの旅
今まで生きてきた記憶の森は 様々な
苦しみや 悲しみを抱えてきた
それらを ふるいにかけて
私の記憶として体に浸みこませてきた
再び 掘り起こし確認する作業
他人にとっては下らない事を
後生大事にしまっていたこと
大切なことに気づかず無視していたこと
何と多くの思い違いで自分を傷つけ
否定してきたか
でも そういう自分も自分なのだよ
笑いこけて 楽しいことも
いっぱい あったじゃないか
記憶の森には たくさんの言葉が
埋もれていた
(詩・Nさん)
たどる舎は、回想法の可能性をより広く捉え、ウェルビーイングの普及に寄与する事を目指しています。